婦人科

避妊

避妊の方法には、コンドーム、緊急避妊(モーニングアフターピル)、経口避妊薬(ピル)、子宮内避妊器具、卵管結紮術などがあります。それぞれにメリットとデメリットがあります。

緊急避妊・モーニングアフターピル

コンドームが破けたりして避妊に失敗してしまった場合でも、女性ホルモンを内服することによって妊娠しづらくすることが出来ます(97~98%程度妊娠を防ぐことが出来ます)。性交後72時間(3日)以内に女性ホルモンの内服を開始します。内服開始が早いほうが避妊効果は高いです。
当クリニックでは問診と妊娠検査を行った後にお薬を処方しています。問診で異常がなければ内診等は行っておりません。同時に検査等をご希望の方は申し出てください。
後発品(ジェネリック)が発売されました。後発品を採用することにより、9,900円(診察料込、税込み)へ値下げをすることにしました。 それに伴い、今まで行っていたヤッペ法の取り扱いを中止することにいたしましたので、ご了承ください。
料金(初診料込み):
レボノルゲストレル(ノルレボの後発品)    9,900円(税込み)

経口避妊薬(ピル)

現在、低用量経口避妊薬は安全で効果的な避妊法として世界中で使用されています。きちんと内服すれば避妊効果は99%以上です。ピルを飲み始めると、頭痛・吐気・乳房の張り・不正出血などが起こることがありますが、慣れるにしたがって、それらの症状は落ち着いてきます。月経の初日(又は月経が始まった最初の日曜日)から内服を始めます。
【ピルのメリット】
〇いつでも中止することができます。内服するのをやめると妊娠可能となります。
〇月経の量が少なくなり、月経痛が軽快する場合があります。
〇子宮体癌・卵巣癌のリスクが低下します。

【ピルが向かない人】
〇毎日お薬が飲めない方(または飲み忘れてしまう方)
〇35歳以上でタバコを吸う方
〇乳育児をしている方
〇乳癌既往の方
〇片頭痛の方
〇高血圧症の方
〇心臓に病気がある方
〇肝臓に病気がある方
〇糖尿病の方
〇てんかんの方

【ピルの副作用】
〇出血性脳卒中、静脈血栓塞栓症、子宮頚癌のリスクが極わずかですが上昇します。

【1ヶ月のピルのお薬代】
1ヶ月のピルのお薬代は2,310~2,640円(税込)です。
その他に初診時のみ診察料(4,400円税込)がかかります。

子宮内避妊器具(IUD)

子宮の中に器具を挿入することによって妊娠しないようにします。当クリニックでは銅付加IUD(ノバT380)や 黄体ホルモン付加IUD(ミレーナ)を使用しております。銅付加IUDや黄体ホルモン付加IUDは従来のIUDに比べ、より確実な避妊効果が得られます。IUDは月経開始から7日以内に挿入いたしますので、その時期に来院していただけると受診日当日に行うことができます。
【IUDのメリット】
〇一度挿入するとそれ以後は5年毎の交換となるので、ピルのように毎日お薬を内服する必要がありません。
〇妊娠を希望される場合にはいつでも抜くことができ妊娠可能となります(交換していないと簡単に抜くことが出来ない場合があります)。
〇高血圧など内科的な病気がある場合にも挿入することが可能です。

【IUDの副作用・デメリット】
〇子宮筋腫など子宮に病気がある場合には挿入することができません。
〇人によっては生理の量が増えたり、生理痛が強くなったりします。(約2~3%の方が生理痛のために2年間の間に中止しています。)
〇自然に抜けてしまう場合があります(約1%)。
〇お腹の中に炎症を起こしてしまうことが稀に(1%以下)あります。
〇分娩経験のない方の場合、子宮の中に挿入することが難しい場合があります。(分娩経験のない方のIUD挿入は特別の理由がある方のみ行っております。)

【IUD装着料】
IUD装着料(銅付加IUD、ノバT380) 55,000円(税込)
IUD装着料(ミレーナ)  66,000円(税込)

人工妊娠中絶

人工妊娠中絶は、当院で行っておりません。

長門クリニック

〒120-0002 東京都足立区中川2-5-8

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【受付時間】9:00~17:00/平日・土曜

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